第四章 「 吸着性のないものが、いやらしい光を放ちだす 」

三年後となり、村から綺麗な街になっていますが、プレイヤーは
「表だけが賑やかで、暗い街」という印象で、物語を進めます。
つまり、ここまで進んだプレイヤーしか味わえない感情でもあり、
それが糸井さんの狙いだと思います。ここから初めてMOTHER3を触った人は、
「綺麗で、賑やかな街だな」と正反対の印象を持つことでしょう。

そして運命的な出会いは、ついに本格的な目的の形ができあがってきます。
また、この章では仲間要素だけでなく、いろんな要素が絡み合っていると思います。
最初の場面、パジャマから外に出ようとすると、亡くなったお母さんの
いつもの台詞シーンは過去の存在感。エンターテイメント的ライブシーンでは
MOTHER醍醐味の音楽。過去の作品MOTHER2で登場した、
キャラクターやシステム要素発生など、吸着性のなかった仲間たちが引かれ合うこともふまえ
この章は、これから始まる壮大な冒険をさらに面白くする為のプロローグだと思います。


 




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