MOTHER 2

ぼくはネス。

■MOTHER2 

著:久美沙織
1994/12.25 小説「MOTHER2」新潮社

平凡な少年ネスが、超能力美少女ポーラ、秀才ジェフ、王子プーと巨大な敵に立ち向かう!帰ってきた名作RPGオリジナル小説版。どせいさんの文字(フォント)を新潮社に生み出させた伝説の小説とも言えます。

前作のMOTHERにて特別な思いがあり、MOTHER2が発売する噂が流れた2年前、久美沙織氏は大慌てで、新潮社に連絡しました。

「やらせてほしい。何がなんでもやりたい。他の人には書かせないで!!」

これは小説のあとがきに書かれているものです。新潮社から「どうぞ、やってください。」と言われた時には、感無量だったそうです。そこまでMOTHER2書きたかった理由、それは久美沙織氏が少女小説家から小説家へとステップアップさせてくれた前作「MOTHER」の存在があったからです。

この小説は前作のMOTHERよりもさらに一歩深く突き進んだ文章を味わうことができると思います。MOTHER2ではオリジナル小説となっておりますので終盤の展開にはきっと驚愕することでしょう。MOTHERシリーズ愛好家には是非読んでもらいたい一品です。


シリーズ1、シリーズ2小説の競演。
発売は決まっていないが、MOTHER3の小説が出版となると、
著者は久美沙織氏という流れになる。

久美沙織(くみさおり)

岩手県出身1959年4月30日生まれ・O型
上智大学文学部哲学科卒業

1979年「水曜日の夢はとても綺麗な悪夢だった」でデビュー。のち日本SF新人賞を獲得し開花。以後さまざまな小説を世に送り出す。糸井重里作のRPGのノベライズ「MOTHER」においては特別な思いがありここからわたしの人生は変わったという。

代表作
「新人賞の獲り方おしえます」「MOTHERシリーズ」「ドラゴンクエストシリーズ」など

管理人が見る久美沙織氏のMOTHER世界観
私は両方とも読んだので、感想を書きたいと思います。SF小説の場合いかにその場にいる光景を文字として伝えるか、が大きなポイントとなると思います。久美沙織氏の小説センスはそこが非常に優れていました。ゲームという世界観の中でもなにげない光景を描写するほど難しいものはありません。物語もゲームストーリーに沿って描かれていますがマンネリ化にならないようしっかりと楽しめる要素が組み込んでありました。本はあまり読まない私でさえ読みきってしまうぐらいですからお勧めの品として紹介してもいいかと思います。

いったいどこにあるの?
私の場合市の図書館ですべて読むことができました。置いてある可能性もあるので一度調べてみることをお勧め致します。古本屋にも置いてありまして私は2冊とも手に入れました。





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